精密入れ歯

精密入れ歯(義歯)とは、適合がよく変形の少ない入れ歯で、一般的な樹脂の入れ歯ではありません。
変形が少ないため、会話や食事中でも安定し、違和感が少なく快適な生活を送ることができます。
これまでの代表的な精密入れ歯は「金属床義歯」が主流でしたが、最新の技術では「磁石式入れ歯」
「アタッチメント義歯」「インプラント義歯」など、いろいろな精密義歯が可能になりました。
これらの入れ歯は従来の入れ歯とは異なり、金属やアタッチメントなど
変形のない素材を用いることで薄く小さく製作することが可能です。
また、審美性も考慮され、目立つほど金具(バネ)がなく人目も気になりません。そして装着感も良好です。


磁石式入れ歯

入れ歯も進化し、小型磁石の磁力で義歯を顎にしっかり安定して装着させることが可能になりました。
磁石式入れ歯(アタッチメント)は、入れ歯に磁石を埋め込むので金具が表面に無く、外見・機能性・快適性に優れ、小型にすることができます。
メリット
1. 見た目が自然で綺麗
入れ歯特有の金具を超小型磁石が補っています。金具は見えず、自然な感じで人目も気になりません。
2. 簡単装着
小型ネオジューム磁石で所定の位置に「カチッ」と付きます。
磁石ひとつで約600gの吸着力があります。3. 食事、会話が快適
失う歯が多くなると入れ歯が大きくなり多数の金具を使いますが、磁力型は軽量化も可能です。
入れ歯が動かないので食事も快適です。


デメリット
下記の方は、磁石式入れ歯をご利用いただくことができません。
- 埋め込む歯がない
- 歯が抜けそう
- 歯が大きく動く
- 磁気アレルギーがある など
※詳しくはお気軽にご相談ください。

ブリッジ

健全な歯が多い場合は、ブリッジで対応できます。
抜けた歯がまだ1~2本くらいで、その前後に健全な歯がある場合は、その歯を利用して橋を渡すようにダミーの歯を作って噛めるようにするのがブリッジ(Bridge)です。
連結補綴(ほてつ)を行うことで、失われた機能・形態・審美を回復します。
メリット
- 見た目が良い
- 違和感が少ない
- 咀嚼能率(ものを噛み砕く能力)がそこそこ高い
※天然歯の約60% - 歯と歯をつなぐ事によって、噛む力を分散させることができる(歯周病の場合に有利)

デメリット
- 土台となる健康な歯を削ってしまう
- 土台となる健康な歯がない場合には、ブリッジができない
- 保険のブリッジの場合には、変色しない材料が使えない場合がある
- 保険のブリッジの場合には、前歯を入れて前から4番目の歯までにしか白い材料が使えない(前から5番目以降の歯は金属の歯になる)
- 保険外のブリッジの場合、変色しない材料や奥歯に白い材料が使えるので見た目が良くなるが、治療費が高くなる。
- 歯周病などで歯ぐきが下がっている場合には、見た目の回復が困難な場合がある。


入れ歯と一口に言っても様々な種類があります。
装着感のすぐれたもの、できるだけ異物感の少ないもの、入れ歯のバネが見えないものなど…。
それぞれにメリットやデメリットがございますので、しっかりと確認してから入れ歯を作りましょう!
もちろんアドバイスもいたしますので、ご来院の際にお気軽にご質問ください。