一般歯科

酸蝕症(さんしょくしょう)

歯の硬組織、特にエナメル質が食品や飲料水の酸や胃液などによって溶かされてしまうもので、これらの酸によって歯の表面が溶けたり欠けたりするのが酸蝕症です。
むし歯は、歯垢の中にいるむし歯菌が糖分(砂糖・果糖・乳糖・炭水化物)を栄養にして酸をつくり、その酸によって歯が溶ける病気です。
むし歯は原因が「酸」というよりも「細菌」なので、酸蝕症とは区別されています。

酸蝕症の主な原因

  • スポーツドリンク、清涼飲料水、酢、柑橘系の果物などの摂りすぎ
  • ビタミンC剤などのサプリメント
  • 逆流性食道炎
  • ドライマウス
  • 摂食障害(拒食症・過食症)
  • 職業病(工場において酸のガスやミストが直接歯に作用して表面が溶解)

他にも酸蝕症の原因はありますが、いずれにしてもいきなり酸蝕症(酸蝕歯)になるわけではありません。
日常的に歯が酸に晒され、それが再石灰化のスピードを上回った場合に少しずつ歯が溶かされ、酸蝕症が発生します。

酸蝕症の予防法

  • 酸性の強い食品や飲料を、寝る前やだらだらと食べたり飲んだりしない
  • 摂取後はよくうがいをする
  • 原因となる疾患の治癒
  • 唾液分泌促進(キシリトールガムを噛む、舌の運動をするなど)
  • 正しい歯みがきをする

酸蝕症予防法としては、まずは原因となっている酸を無くす、または減らすことができないかどうかを考えます。
酸蝕症の原因を究明し、原因に対する対策を講じることが最重要です。

むし歯

むし歯はプラーク(歯垢)の中に住みついているむし歯菌が原因で起こります。

歯垢の中の細菌は、糖分(砂糖・果糖・乳糖・炭水化物など)を栄養にし、酸を歯垢の中に出します。
この酸により歯の表面が溶かされていって、むし歯になってしまいます。

むし歯ができやすいところ

  • 歯と歯の間
  • 歯と歯肉が接する部分
  • 奥のかみ合わせ面の溝

一度むし歯ができて、穴があいてしまうと自然に治ることはありません。
早めに治療をすれば痛い思いをする危険も低くなります。
早めの受診をおすすめいたします。

むし歯の予防法

予防として大切なのが、夜の歯みがきです。
朝や日中は忙しい人も夜は少し時間がとれると思います。
寝ている間は唾液の分泌量が少なくむし歯が進行しやすいので、夜の歯みがきをしっかりしましょう。
また、食生活も関係してきます。間食をする場合は時間を決めて、だらだら食べたり飲んだりしないようにしましょう。

正しい歯みがき、規則正しい食生活がむし歯予防につながります。

口腔と感染症について

  • 口腔がウイルス感染の入り口の一つであり、歯みがきがインフルエンザの予防になるということが知られています。
    このことから、口腔健康管理がウイルス感染から身を守る方法として注目されております。
  • 口腔を潤す唾液中にはインフルエンザウイルスや新型コロナウイルスをブロックするIgA抗体が認められ、唾液はそれらの感染を予防しています。
    そのIgAが効果的に働く為には、口腔が清潔に保たれていることが大切です。
  • 歯みがき剤や洗口剤に広く使用されている、ラウリル硫酸ナトリウム等が新型コロナウイルスの生体への結合や侵入をブロックする効果が期待されます。
    したがって歯みがきは、誰でも気軽に自分自身で行える、健康に繋がる予防法といえるでしょう!

歯周病

歯を支える周りの組織におこる病気です。
歯の周りには歯を支えるのに必要な色々な組織(歯肉・歯根膜・歯槽骨・セメント質) があります。
これらの組織が細菌に感染して歯周病になります。
これは、歯の周りだけではなく、全身的な病気の原因ともなります。

歯周病菌が血液や気道を介して肺や全身へまわり、動脈硬化・心臓病・肺炎などの発症、早産などの原因となっている事がわかってきました。
また、糖尿病と歯周病とが相互に影響しあって症状を悪化させるなど、糖尿病と歯周病は強い関連性があります。
そこで歯周病は糖尿病の第6番目の合併症に挙げられています。

歯周病を悪化させる要因

  • ストレス
  • ホルモンの乱れ
  • 疲労
  • 糖尿病
  • タバコ
  • 口腔内不潔
  • 歯ぎしり
  • 口呼吸

などがあげられます。
歯周病は、誰でも予防できる感染症であり、生活習慣病でもあります。

歯周病の進行状態

歯肉炎~軽度の歯周炎

歯と歯ぐきの間にプラークがたまって歯ぐきが腫れ、出血しやすくなります。歯を支える骨にはまだあまり影響がありません。
歯周病の初期には自覚症状がほとんどありません。

中等度の歯周炎

歯周ポケットが形成され、歯石が深部まで付着し歯を支える骨を半分くらい失ってしまいます。

重度の歯周炎

歯を支える骨がなくなってきて、歯がぐらつき、そのまま放っておくと歯が抜けてしまいます。歯ぐきが下がる、膿が出るなどの症状も見られます。

正しい歯みがきや生活習慣の改善をすることが大切です!

ポイントワード

プラーク(歯垢)

食事の際に歯に残った食べかすなどではなく、歯の表面に付着した細菌の塊です。
口をゆすぐだけでは簡単には落ちないので、しっかりと歯みがきをして細菌の数を減らすことが、虫歯や歯周病の予防には 重要となります。

バイオフィルム

細菌などが集まってできたヌルヌル・ネバネバした塊のことです。
このバイオフィルムは 歯の表面や歯周ポケット内にも形成されます。
バイオフィルムには多数の細菌が生息しています。一度形成されると歯ブラシなどで除去することが困難です。
セルフケアのみでは、除去することが困難なので専門的なケアが重要になってきます。

歯周ポケット

歯と歯肉の間には元々わずかな隙間があります。この隙間を歯周ポケットといいます。
健康な方は深さが1~2ミリ程度ですが、3~4ミリ程度になると歯肉が腫れたり、歯みがきの時に出血したりします。
炎症が進むと歯を支えている骨の吸収がおこってきます。ポケット4ミリ以上になると、歯を支えている骨が溶けはじめます。
歯ぐきが腫れる・出血する・歯がグラグラするといった症状もあります。
6ミリ以上は、かなり進行した歯周炎です。口臭も生じます。
歯を支えている骨の吸収もだいぶ進み、抜歯になることもあります。

※折り返しのご連絡は050-1199-8550からとなります。

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